童話の森を楽しむプロジェクトが始まりました。
新美南吉の里地・里山・里川ワークショップから、新たに童話の森を楽しむプロジェクトがスタートしました。
童話の森は、「ごんぎつね」に出てくる中山様のお城があったとされる場所にあり、
ごんが住む森を思わせます。
新美南吉記念館に併設され、散策コースとしても人気です。
この森を生かしていくため、多様性のある森に戻していくため、ごんのふるさとネットワークでは、南吉や植物に関心のある方、地域の方、行政の方などを交え、ワークショップを続けてきました。
アドバイザーに、この森を30年見守ってきた大橋秀夫さんにお願いしました。
新美南吉は普段の生活の中にある自然や花木を作品の随所に取り入れています。
大橋さんは南吉が見たであろう植物、作品に登場する草木、昔からこの地域に息づく自然を教えてくれました。
ワークショップを続ける中で行き着いた大きな課題は、増えすぎた木々。
森は鬱蒼とした木と葉に覆われ、土に光が入らず、様々な植物が年々減っています。
魅力ある多様性のある森へ、南吉が描いた様々な植物が生き生きと感じられる森へ戻していくことが大筋の方向性となっていきます。
では、できることをということで、木の選別と伐採、草刈り、落ち葉の処理を始めました。
(2020年11月1日)
2時間30分でおおよそ300本の木の伐採、落ち葉の処理、草刈りなど進みました。
なかなかの達成感です。
今後はこの伐採した木々・落ち葉などの処理が課題です。
作業後は、豊かなになったこの森の未来を空想
次回は11月8日(日)9時から実施予定、
当日限定で森のハンモックコーナー設置しますので、ぜひ体験を。
榊原 宏